🍽ねんよりびより🍽

読書・散歩の記録。

筆漫画

『午後の曳航』三島由紀夫

昼ドラを蹂躙する子どもたちの漫画。少年たちのグループはもっともらしいことを言ってもよくよく考えるとさっぱり謎な理屈。体が丈夫な子どもはこんなこと考えない。おたくクンの強固な虚構。首領はあたしたちをニヤニヤさせる。

しかし冒頭を振り返ると、大人もロマン的なことばかりのたまっている。でも大人は夢みがちな日々をすっかり日常に溶け込ませてしまう。思想より大事な日常。

いつまでもそれに抗ってはいられないと諦めるには固すぎた。革命を起こす子どもという点ではさながらゆたぼん。

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